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2020年08月18日 [FAQ]

給湯器の交換を考えています。ガス機器で発電するメリットは何でしょうか?

1戸建て住宅に10年ほど住んでいます。
最近のエコブームの流れで、エネファームが気になってきました。普段使っているガスを利用して発電する仕組みのようですが、いまいちメリットが分かりません。
太陽光パネルのような大型投資は必要ないというのは理解しています。
また、最近の地震などの災害を見ると、オール電化にして、ライフラインの選択肢が狭まるのは怖いなと感じてもいます。エネファーム導入でどう生活が変わるのかも知りたいです。アドバイスをお願いします。


回答

エネファームは、ガス機器で発電と給湯を同時に行います。


電力自由化が始まって以降、一般家庭での電気の取り扱いに注目が集まってきました。各電力会社やガス会社、家電メーカー、はたまた自動車メーカーと市場は百花繚乱の趣です。
各社様々な製品を投入していますが、エネファームもその1つと言えるでしょう。エネファームの正式名称は「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」といいます。仕組みを簡単に解説すると、ガスを改質器に通し、電気を使ってまず水素を作ります。この水素と空気中の酸素が化学反応する際に電気が発生し、同時に熱が生じます。
作られた電気は家庭で利用し、熱でお湯を沸かすのです。2つのものを同時に作り出すため「コジェネレーション」と呼ばれています。
メリットとしては自家発電ができ、その場ですぐに消費ができるので、電力のロスが発生しにくい点です。ガス会社によってはエネファーム向けの格安料金プランを設定しているところもあります。
夫婦子供ありの一般家庭で、だいたい4割から6割程度の電気をガスからの発電でまかなえています。前述の格安プランを利用できることを考えると、電気代を今よりも安く抑えることが可能ですね。
また発電時の二酸化炭素排出がなく、環境にやさしい電源といえます。(ただし、ガスから水素を取り出す際に若干の二酸化炭素排出があるのでゼロというわけではありません。)
タービンやエンジンを回さないため、とても静かです。
デメリットを挙げるとすれば、その導入費用でしょう。一般的にエネファーム導入には200万円ほどかかります。導入時には自治体の助成金を確認されることをお勧めします。また稼働年数は7年から10年と、太陽光パネルに比べると短い点も指摘されます。加えて、発電装置と給湯タンクという2つの大きな装置が必要となるので、屋外に常設スペースの確保が必須です。

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